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夏の気分


 その日はいつも以上に暑かった。季節は夏だから暑い日が続いていて外に出かけるのはかなり億劫だった。
 まだまだ子供なんだから、外でたくさん遊んだほうがいいと言われることもあったけどとても外で遊びたいとは思えない暑さだ。
 家で一日扇風機の前で過ごしたいところだったけど、それでも家を出てしばらく歩いた先にある祐希の住むアパートまで来ていた。
 祐希は一人暮らしらしくいつも他に誰もいないのでなんとなく落ち着ける。
 ここ最近は毎日のようにここに来て居座ることが多かった。ゲームして遊んだり、夏休みの宿題を持って来て教えてもらったりいろいろできる。


 祐希は高校生だし小学生の宿題なんて分からないところを聞けば大体分かるみたいだ。
 その日も、ゲームをしたり漫画を読んだりしてのんびりしていた。
 ソファに持たれて漫画を読んでいると、部屋からいなくなっていた祐希が戻ってきてジュースを持って来てテーブルに置いた。

「最近暑いでしょ? ジュース飲む?」
「うん」
 
 京太郎は素直に頷いた。扇風機があるとはいえ、充分すぎるくらいの暑さがあった。
 さらに気になるのは祐希だった。祐希はいつも通りTシャツの上に黒いマントを羽織っているし余計に暑そうだ。
 最初に会ったときはあの格好にびっくりしたし、関わりたくもないと思ったけどいまは慣れてしまった。
 本人曰くヒーローコスプレのようなものらしい。マントがあると勇気が出るとかそんなことを言っていた。
 最近はさすがにそのマントも暑いのか、ここを訪ねたときにマントを外してることも意外とあってそれでも人が来ると慌てて羽織ってることから本人にはよっぽど重要なんだろうと思って京太郎はあまり触れないようにしていた。

「あ、そうだ。なにか食べたいものある?」

 眩しいくらいの笑顔で聞かれてしばらく考える。

「暑いし、かき氷とか?」
「お、いいねぇ。祐希さまも食べたい」

 にこにこ上機嫌そうなのいつものことだけど、祐希のこういうところは一緒にいて安心する。
 夏休み中のここに来るだけでもそれなりに楽しいけれど、微妙な不満はあった。
 京太郎はソファにもたれたまま祐希を見上げた。

「そんなことよりさ、聞きたいんだけど」
「なに?」
「まだせっくすとかしないの?」

 祐希はぎょっとしたような顔をしてすぐに困ったような顔になる。

「え、いや、しないって!ほら、まだ早いと思うし……」
「べつにそんなことないと思うけど。キスできるならせっくすだっていいじゃん」

 そう言いながら詰め寄ると、ぐいぐいと押し戻される。
 こうなると、力負けしてしまうので強引にいけないのが地味に悔しい。身長差もあるし、やっぱりいろいろ不便に感じる。
 もし自分が祐希と同じ歳だったらと考えつつもどうしようもないのでため息をついた。

「じゃあ、もういいよ。ゲームしてるし」

 そう呟いてから、京太郎はテレビの前に行くとゲームの電源を入れた。
 
「あーもう、拗ねないでよ。祐希さま困っちゃうからさ」
「拗ねてないよ。その自分で祐希さまって言うのやめたら? 子供っぽいよ」
「やっぱり怒ってる。怒るとすぐ祐希さまのスタイルにつっこむんだから」
「…………」
「あ、そうだ! 新しいゲーム買ったんだよね~。良かったらやる?」

 また笑顔に戻って祐希は京太郎の隣に座るとゲームのパッケージを取り出してくる。
 こっちが怒ったり拗ねたりしても祐希はあんまり怒ったりすることはないし、むしろ明るく話しかけてくるし機嫌を取ろうとするのはいつものことだった。
 そうやって構われるのは内心ちょっと嬉しくて機嫌が直っても少しだけ拗ねたふりを続けたりすることはあった。
 
 しばらくゲームで遊んだ後、ゲームをやめて本を読んでいると祐希が声をかけてくる。

「ちょっと眠いから昼寝するんだけど、まだ帰らない?」
「うん」
「そっか、じゃあ祐希さまちょっとソファで昼寝してるからさ、もしなんかあったら起こして」
「分かったよ」

 頷いてまた本に目を落とす。
 祐希はソファに寝転んで昼寝を始めた。
 10分くらいたったあたりでちらっと振り向いて祐希の方を見る。すっかり眠っているようですうすうと寝息をたてていた。
 それが分かるとそっとソファに近付く。結局、まだ諦めきれてなかった。
 寝込みはさすがにダメだと思ったけれど、普段起きている時に誘っても全然乗ってくる気配もないからいっそ寝てる隙に一度くらいという考えが頭をよぎった。


 ソファに上がって起きないか様子を伺いつつ祐希のズボンに手をかける。ズボンをずり下げた後、下着も同じように下げる。
 その間に祐希が起きてしまうこともなく、あっさりすぎるくらいうまくいって少し拍子抜けだった。
 やり方はせいぜいエロ本を見たことがある程度で詳しいわけでもないが、やればなんとかなる気がしてとりあえずペニスを握ってみる。
 
「まずは勃たせて……それで、どうするんだっけ? ま、いいや」

 早くしないと起きるかもしれないし、起きて止められた時点で中止になってしまうのは目に見えているからせめて止めようがないあたりまでなんとかしたい。
 具体的にどうなれば止めようがないのかは分からないけど。
 さすがにいままでやったことがないし、多少は躊躇したけれど京太郎はそのペニスを舐め始めた。
 本で見たのをそのまま真似るような感じでゆっくり舐める。
 
「ん……」

 ぴくりと祐希が動いたあたりで、起きたのかと思って一瞬やめて祐希の様子をうかがった。
 幸いまだ眠ったままのようでほっとして、もう一度手でそれを揉むようにした。少しずつ反応しているような気がしてなんだかドキドキしてきた。
 まったく無反応だったらショックだし、内心ほっとしたような感覚がある。少し熱くなってきたそれは質量を増しているような感じがして、自分もなんだか顔が熱くなってきた。


 このまま上手くいけば、と思いながら手で揉んで見たりしゃぶってみたりしていると、透明な液体が滲んできていた。
 それを咥えつつ、舌で刺激しているとビクビクと震えて白い液体を吐き出す。
 
「はー…ホントにこういうの出るんだ。うえ…変な味」

「んんっ…! なに…? ……って」

 さすがに祐希が目を覚ましてしまったらしく、すぐさま状態を起こすと京太郎を押しのける。
 びっくりしたような顔で状況を確認していたが、大体理解したらしく顔を真っ赤にして困ったような顔になる。

「な、なにしてんの?」
「なにって見れば分かるじゃん」
「見れば分かる、じゃなくて……なんでこんなことしてるのかって聞いてるの!」

 さすがに若干怒った様子の祐希にちょっと歯切れが悪くなりながら、京太郎は言葉を吐き出す。

「だって……普通に言っても、なかなかしてくれないじゃん」
「それはそうだけど、だからってさ」
「いいじゃん、このまま続きしよ。祐希だって反応してたし、最後までやったほうがすっきりするでしょ」
「あーもう、ダメだって! トイレ行ってくる」
「待って」

 下着とズボンを履き直して動こうとする祐希にしがみついて、止める。

「そんなに俺とするの嫌なわけ?」

 そんな質問をすると祐希はまた困ったような顔になった。
 しばらく黙っていたけど、俯いて口を開く。

「俺も、したくないわけじゃないけど……」
「じゃあ、いいじゃん。このままやろうよ」
「だから…祐希さまは年上なんだから気を使わないといけないんだって」
「気をつかわなくていいよ。俺だって、子供じゃないんだし」
「いやいや、京太郎は子供でしょ」
「祐希だってまだ高校生なんだから子供じゃん。……てかもういいじゃん、出しちゃったんだし」
「…………はあ、なんで勝手にこういうことしちゃうかな」

 祐希はソファに座り込むと、複雑そうな表情で考え込んでいた。
 そのままお互い黙ったままで時間が過ぎていく。
 お互いに言葉がなくなるとさすがに気まずくなってくる。とりあえずやってしまえば祐希もその気になってセックスくらい簡単にできると内心は思っていたものの、いざ冷静に考えるとこれが原因で嫌われる可能性が0でもないことに気付いてちょっとだけ不安になってきた。
 そんななかで、祐希がため息をついてから視線を逸らしながら呟く。

「じゃあ、そんなにしたいなら……する?」
「え、いいの?」

 意外とあっさりな言葉に京太郎は目を丸くした。

「そりゃ、祐希さまも全然やる気がないわけじゃなかったし……ここまでされたらもういいかなって」
「へーそっか。じゃあ、続きやろ」
「うん、祐希さまも経験ないけどなんとかなると思うし」

 若干自信なさそうに言う祐希を見て少し安心した。
 いつもの様子を見ていれば、そんな経験があるようには微塵も見えなかった、もしあったらあったでショックだ。
 京太郎は祐希の隣に座るとその腕を引っ張る。

「それじゃあ、キスしよ。こういう時ってまずキスするんでしょ」
「お、いいよ。ま、祐希さまもキスは慣れてるしね」

 得意げに言う祐希はやっぱり少し子供っぽい。祐希の方が小学生の自分よりは断然年上だけど彼のそういう面を見ていると早く大人になりたいとか、そういう焦りが少しだけ薄れる。とは言ってもちゃんと年上らしい一面も持ち合わせてるからそれはそれで安心する。


 お互いに顔を近付けると口づけする。
 どちらが先だったか、気付けば舌を絡めるようなキスをしていた。お互いの吐息が混じり合う感覚はますます気分を高揚させる。
 顔も身体も熱くなってきて、ようやく唇が離れたところで目をゆっくり開ける。
 
「はあ……」

 吐息を漏らし、少しだけ呼吸を整えて祐希の顔を見やると多分自分と同じように顔も赤くなっていたし、息も乱れていた。
 少し顔を伏せて息を整えていた祐希は落ち着くとこちらを見る。
 こうしてよく見ると改めて顔がいいな、と思う。若干癖のある金髪と整った顔立ちはぱっと目を引くし、マントとか変な格好をやめて普通の格好をすればもっとモテそうだとかちょっと余計なお世話かもしれないことをつい考えてしまう。
 京太郎も面食いなわけではないけど、祐希の顔はかなり好きだと思う。
 そのままソファの上に押し倒されるような状態になって、ある意味ほっとした。やっぱりキスだけ終わり、なんてことになったらまた当分どうにもならなさそうだから。
 祐希は視線を逸らしながら言葉を吐き出す。

「ホントにいいの? なんだったら……」
「やっぱりやめるとか言わないでよ。いいから、早く」

 急かすように言うと祐希はため息を吐いた後、ぎこちない手つきで京太郎のズボンに手をかける。
 下着ごとズボンをずり下げるとごそごそとどこからか取り出したローションの蓋を開ける。
 ローションで濡れた手が下半身に触れるとひんやりとした冷たさがあった。
 軽く秘部の周辺にローションを塗られるとぴくりと身体が震える。なんとも言えない感じだった。
 会話もなく、さすがに落ち着かなかったけれどこの状況であえて話すような会話も思いつかず京太郎は目を閉じる。
 
「……っ!」

 指が一本、中に入ってきて思わず息を呑む。
 痛みはなかったけれど、なんとも言えない違和感を感じる。
 
「あ……っと、大丈夫?」
「平気だって」

 不意に口を開いた祐希に対して答える。
 祐希の顔を見ると、頬は紅潮していて額にも汗が滲んでいる。その表情は焦っているのか緊張しているのか、なんとも言えない表情だ。
 きっと自分も似たような状態なんだろうと思うと京太郎は少しほっとする。
 また中に入っていた指が動く。探るような動きに微妙なもどかしさと熱さを感じる。
 
「んぐっ……はぁ…」

 水音が響き、中も滑りが良くなっていて指を出し入れされると無意識に身体が震える。
 思わず身を捩ったりしていると、時折中を探る手が止まるけれど祐希の顔を見るとまた再開される。
 息が乱れて顔も身体も暑さを感じる……ぼんやりしてくるような感覚。


 部屋がやけに静かに感じる。他のことなんて全然頭が入って来ない、目の前にいる相手しか見えない。
 あまりにも静かに感じるから、お互いの息づかいははっきりと聞こえて、鼓動が早くなった心臓の音も聞こえてるんじゃないかという気分になる。
 
「んんっ……」
「はあ……ここも、触った方がいい?」

 祐希が一息ついたかと思うと、服を捲り上げられて乳首に軽く手が触れる。
 暑さのせいか服を捲られると少し涼しく感じて心地が良かった。

「うん、いいよ」

 頷くと、今度は乳首をつままれる。
 その力はちょっと強めで、正直痛いくらいだった。

「いった……なにしてんの…」
「ご、ごめんって…ああ、どうしよ……」

 思わぬ痛みで少しきつい口調になってしまったからか、祐希は焦って手を離すと少ししょんぼりした様子になった。
 なんだかそういう姿を見ると少しかわいそうになった。
 
「ん…じゃあ、舐めて」

 口から出た言葉に祐希は少しびっくりしたような顔をしていた。
 
「分かったよ」

 祐希が頷いたかと思うと、乳首をぺろりと舐められる。
 熱いようなくすぐったいような感じで、ぞくぞくとした感覚が背中を這い上がる。
 舌でゆっくりと舐めるようにされるとその刺激のせいか身体が震えた。痛みもなく、ただ気持ちが良い。
 乳首も刺激のせいか少しかたくなっていて、余計に身体が熱くなる。

「熱い……」
「うん」

 思わず言葉を漏らすと、祐希も頷いた。
 それから乳首を今度は指で軽くくりくりとされるとまたぴりっとした刺激を感じる。
 刺激はそこだけじゃなく、全身を駆け巡るようで先ほど慣らされたところもまたうずくような刺激を感じた。 
 やっぱり、このままじゃ物足りない。
 祐希の腕を掴むと、言葉を吐き出す。

「祐希、そろそろいいよ」
「ん、そっか。祐希さまも自信ないけど、痛かったら言ってくれよ」
「~~~~っ!」

 ちょうど入口に固いものがあたったかと思うと、そのままぐっと中へ押し入ってきた圧迫感に息を呑んだ。
 少しの痛みはあったけれど、ローションで慣らしていたせいか思っていたよりもすぐに痛みは薄れていった。
 すぐに快感が襲ってきて、吐息が漏れる。
 
「あっ…くぅ…」
 
 乱れた息を整えようと、大きく息を吐き出したり吸ったりする。
 何度か呼吸を繰り返したあと、祐希の顔を見る。
 祐希もまた、目を閉じて快感に耐えるかのように息を乱していた。そんな余裕のない顔を見ると、気分が高揚する。
 初めてみる表情で、きっとこういう表情が見たかったんだと思う。


 表情を見るだけで、いまの祐希がどんな状態なのかどんな気持ちでいるのかがなんとなく分かる。
 そこから分かることは、京太郎にとって嬉しいことで。
 
「はあ…、祐希、好き」
「……っ、俺だって……。て、言うか、京太郎はホントに俺のこと……」

 熱を含んだ目は少しだけ不安そうだった。
 祐希がどういうタイプなのかは、なんとなく分かってる。自分より年上のくせに子供っぽくて明るくて……それでも、本当はあまり自信がない。
 優しくて、いい奴なのに……自分はこんなに祐希のことを好きなのに、それでも自信がもてないなんてずるい、となんとなく思ってしまう。
 
「ホントに、好きだって、言ってるでしょ。じゃないと、こんなことしないんだし……」
「そう、だよな。その…動いても、いい?」

 頷くと、滑るように動いたそれが奥までぐっと押し入っては少し戻る。
 ぐちゅぐちゅと水音が響いて、その音にも、穿たれる感覚にもびくびくと身体が震えて頭が真っ白になっていく。
 ぴりぴりとした刺激に大きく息が乱れて声が漏れる。
 もう抑える余裕なんてないぐらいの快感だった。
 
「あっ、うう……祐希、もっと……」
「はあ……うん」

 動きが激しくなり、祐希の腕にしがみつく。 
 何度も奥を突かれる感覚は満たされるような感じがして、気持ちが良い。
 中に入ったそれを無意識に締め付けるような感覚もどうにかなってしまいそうだが、止めようもなかった。
 何度も息を吐き出したり吸ったりしながら快感に身をゆだねていた。
 
「く、うぅっ…ん……」
「あ…っ、俺もう……~~~~~っ!」

 祐希が震えると同時に中のものもぶるっと震えて液体を吐き出した。
 繋がった部分からどろっと流れる感覚がまた気分を高揚させる。

「祐希ってさ、出すの早いって言われない…?」
「……っ! そ、そんなの祐希さまにコントロールできるわけないんだよ……」
「ふふっ、分かってるよ」

 別に中に出されたことを責めるつもりもなく、もう一度祐希の顔を見る。

「もうちょっと、このままやろうよ。もう一回くらい…出してもいいよ」



 ★


 京太郎は機嫌が良さそうにソファに座って本を読んでいた。
 目的が達成できたので満足そうだ。
 とりあえず片付けをして一息ついた祐希はため息を一つつく。

「はあ…どうなるかと思った」
「いいじゃん、祐希もその気になってたでしょ」
「まあ……そうだけど。今度から人が寝てる間に勝手にあれこれしようとしないように」
「分かってるよ」

 うんうんと頷く京太郎を見て祐希は若干まだ本当に分かってるのか不安があったが、とりあえず頷いたので信じることにした。
 
「あ、そうだ。夏休みの宿題あるんだけどさ、また持ってくるから教えてよ」
「いいよ。祐希さま勉強には自信あるんだよね」
「勉強って言っても、俺のだからそりゃ高校生の祐希には簡単でしょ」
「あーもう! そういうのいいから」

 言い合いをしつつ、なんだかほっとした。
 

 




 
 
 
 
 
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